うな重とウナギのかば焼きの違い

うな重とウナギのかば焼きの違い

- 概要 -

うな重は重箱などの入れ物の中に白飯を入れ、その上にウナギのかば焼きを乗せたもので、うなぎのかば焼きはウナギにタレをつけて焼いた料理。

- 詳しい解説 -

ウナギのかば焼きは、ウナギを開きにし、串をにさして素焼きにした後、しょうゆベースのタレをつけてさらに焼いた料理のことをいう。ウナギのさばき方は関東と関西で異なり、関西では腹側から開く腹開き、関東では背側から開く背開きである。これは武士文化の影響が濃い関東では切腹のイメージがある腹開きが嫌われるためと言われている。かば焼きの味はしょうゆや酒、砂糖などを混ぜたタレでつけるものだが、ウナギ料理専門店などでは創業以来少しずつ継ぎ足しながら使っているため、営業年数が長いところでは数十年者間ずっと守ってきた店もあり、震災や空襲の時にもタレの壺をもって避難したという逸話もある。

うな重は上記のウナギのかば焼きを使った料理の一つで、重箱に白飯を敷き詰め、その上にかば焼きを乗せたもののことを言う。ウナギの重箱詰めを省略してうな重という。だが、近年ではどんぶりにかば焼きを乗せたものでも白飯+かば焼きという取り合わせであればうな重と呼んだりすることも出てきた。
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