去勢と不妊の違い
- 概要 -
去勢とは動物の雌雄または人間の男女から生殖器官の一部または全部を切除することで行う生殖制限である。不妊とは望んでも妊娠状態に至らないことを言う。
- 詳しい解説 -
去勢とは、動物の雌雄または人間の男女に対して行う外科的な手術のことで、生殖に必要な器官の全部または一部を切除することである。しかし、一般的には動物の雄または人間の男性に対して行う生殖制限の手術のことを言う。動物の雌または人間の女性に対して行うものは避妊手術という。
去勢手術は、食肉牛に行うと肉質が柔らかくなるため、積極的に行われることが多い。また、気性の荒い牛や犬などの雄に対して行うとそれが収まるとされており、性格の矯正を目的にペットに施す人もいる。もっとも多いのはペット中でも猫の生殖制限のために行う人が多い。
不妊とは、望んでも妊娠しない状態のことを言う。日本産科婦人科学会では、不妊を、避妊をしていない健康な男女において、一年以上妊娠に至らない状態であると定義している。日本では妊娠を希望する健康な男女においては３年で９３％程度が妊娠に至るとされる。現在では晩婚化などの影響で不妊に悩むカップルが増えている。
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