幻覚と幻想の違い

幻覚と幻想の違い

- 概要 -

幻覚とは、対象がないにも関わらず知覚されることで、幻想とは、現実にはないことを想像することやおもいえがいたもののことを言う。

- 詳しい解説 -

幻覚とは、対象がないにも関わらず、まるで現実のように知覚されることを言う。例えば、だれも歌を歌っていないにもかかわらず、歌が聞こえたり(幻聴という)、そこに何もないにも関わらず誰かや何かがあるように見えたり(幻視という)することである。幻覚を感知している人にとってはそれは紛れもない現実であるのであるが、周囲の人から見えれば、何もないのにあると言っているため、理解されがたい。

幻覚の原因は様々あるが、よくあるのが精神疾患、そして薬物の影響である。特に覚せい剤などの違法薬物による幻覚は時として犯罪の引き金となる。

幻想とは、現実にないものを想像したり思い描いたりすることやそのように思い描いたもののことである。文学の分野では、幻想を描いた幻想文学の代表としては古くは「オデュッセイア」「千夜一夜物語」「西遊記」などがあり、日本においては、「雨月物語」「南総里見八犬伝」「ドグラ・マグラ」などが有名である。

幻覚は本人は現実と同様に感じていることであるが、幻想は本人はそれが架空だとわかっていることがそもそも異なる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。