失態と失敗の違い

失態と失敗の違い

- 概要 -

失敗はなにかやろうとしていたことをやり損なうことをいうが、失態は失敗したことで人の笑いものになるようなことを言う。

- 詳しい解説 -

失敗は、やろうとしていたことや目的をやりそこなうことを言う。もともとの予定や目論見通りにいかず、期待したような結果が出せなかったこと、うまくいかなかったことをいう。反対語は成功である。

失態は、失敗したことで人の笑いものになることや、笑いものになるような失敗のことをいう。失態は「失体」とも書くが、これは「体面を失う」「体裁を失う」ということである。へまをする、ともいう。

失敗は「する」という動詞とともに使うことが多いが、失態は「演じる」または「おかす」という動詞とともに用いることが多い。

失態や人に失態を演じさせるようなことは英語の慣用句ではbanana skin(バナナの皮)と訳されることがある。つまり、バナナの皮に足を取られて滑って転ぶ、ということが恥ずかしく体面を失うこと、ということである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。