失礼と非礼の違い

失礼と非礼の違い

- 概要 -

失礼も非礼も言動が礼儀正しいものではないことを意味しているが、失礼は礼に欠けること、非礼は礼に背くことを意味している。

- 詳しい解説 -

失礼は礼儀に欠ける、礼儀に外れたふるまいをしていることを言う。他人に接するときに社会人として備えているべき心得を欠いていることである。

非礼も礼儀に外れたふるまいをしていることを言うが、失礼よりもさらにその度合いが大きいものをいう。本来するべき「礼」儀に「非ず」という行為であるという表現である。

失礼は、誰かに何かを尋ねたり、軽く謝ったりするときにも使われる。例えば「失礼ですが、郵便局はどう行けばよいかご存知ですか」「平野さんかと思いました、失礼しました」のようにこちらに非があることを礼儀に沿った言い方でそれほど大げさでなく表現するときに使う。さらに、誰かの前から退去することを言う時にも使われる。「お先に失礼します。」「そろそろお時間ですので、失礼します」などである。こういった用法は失礼にはあるが、非礼にはないものである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。