損害と損失の違い

損害と損失の違い

- 概要 -

損害とは災害や事故などで受けた不利益のことやそこない傷つけることを言うが、損失は財産や利益などを失うことで、損ない失うことをいう。

- 詳しい解説 -

損失とは、文字通り、損ない失うことを言う。特に利益や財産などのものを失うことをいい、反対語は利益となる。

損失は特に株取引などで生じた財産の不利益についていう場合が多い。例えば、証券会社が株式などの取引で生じた顧客の損失について補てんする損失補てんなどがある。

損害も、文字通り、損ない傷つけることを言う。特に事故や災害などで受けた金銭や物品の不利益のことをいう。

損害は例えば損害賠償や、損害保険などの語でよく耳にするものである。損害保険は偶然の事故により生じた損害をおぎなう目的で加入する保険のことで、火災保険や自動車保険などがその代表である。こういった損害は通常の生活上あまり生じることが少ないために、損害保険の多くは掛け捨ての保険であることが多い。

地震や風水害などの災害で家屋や家財、所有する車両などが壊れたり使用不能になったりする場合の不利益は損害である。その損害により得られたはずの利益が得られないような場合はその不利益が損失となる。例えば、水害で移動販売に使っていた車両が流されてしまい、使用不能になったならばそれは車両の損害である。そしてその車両で得られたはずの営業利益が得られなくなってしまったことは損失である。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。