大義と大儀の違い

大義と大儀の違い

- 概要 -

大義は、重要な意義の意味であり、そこから君主に対して持つべき忠義などの意味となっている。大儀は、大きな儀式の意味から、面倒くさいことの意味となっている。

- 詳しい解説 -

大義とは、もともとの意味は「大きな意義」のことであるが、人として守るべき道義のことを言い、転じて君主に対して守るべき忠義や親に対して持つべき孝行などの意味を持つ。「大義名分」の大義もこれであり、行動や決断におけるよりどころとなる道理のことを言う。

大儀とは、大掛かりな儀式や行事、大事な事柄のことを言う。例えば、天皇の即位などは非常に重要で大掛かりな儀式であるが、これは御即位の大義と呼ばれる。大儀の他に、中儀も小儀もある。

大儀は他に、大掛かりなことから転じて、非常に手間のかかって面倒なこと、億劫なことや疲れて何をする気にもならないことを表すのにも用いられる。例えば、「もう風呂に入ってしまったから、これからまた着替えて外出するのは大儀だ」「こんな大雨の日に他人の代わりに仕事に出るなんて大儀だ」と使われる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。