苦手と下手の違い

苦手と下手の違い

- 概要 -

苦手は、それが得意でないことや不得手なことを言うが、下手はそれが上手ではないことや手際が悪いことを言う。

- 詳しい解説 -

苦手はそりが合わない人や対処しにくい相手、嫌な感じを持つ人のことを言う。他に、得意でないことや不得手なことも苦手という。

下手(へた)は、技術などが高くなく上手ではないこと、手際がわるいことをいう。反対語は上手である。また、下手は生半可なことの意味もある。「下手に手を出すとこちらが損失を受ける」などのように使う。

苦手と下手の違いは、その対象について苦手は嫌な感じを持っているが、下手はそういった感情とは関係なく上手かそうでないかについて言っているものである。「下手の横好き」という言葉があるように、たとえ下手であってもその物事が好きで熱心に取り組んだりすることもよくあることである。逆に、苦手は好悪の感情を言うものであって、物事が上手にできるかどうかとは別である。そのため、「数学は苦手」という人でもテストをすると成績が上位になるということもありうる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。