野原と原っぱの違い

野原と原っぱの違い

- 概要 -

野原は一面に草などが生えている広い場所のことを言う。原っぱも野原と同じものであるが、口語的であり、野原よりも狭い。

- 詳しい解説 -

野原は、建物や木などの高いものがなく、一面に雑草などが生えている広い土地のことを言う。原やのっぱらともいう。

原っぱは基本的に野原と同じものであるが、より話し言葉的であり、野原よりも狭い場所のことを指して言う。

野原は基本的に耕作などがされていない土地で、原野とほぼ同じような場所を言う。すなわち、かつて建物が建っていたようなこともなく、河川敷のように、自然発生的にそのような場所ができたところが野原と呼ばれることが多い。山林において、急に一か所のみ開けたように樹木がない場所であったり、かつて耕作がされていたとしても、何年にもわたって耕作放棄されたような広い土地のことを言う。

原っぱは野原よりの狭い土地のことを言うことが多い。そのため、住宅街において、1区画のみ売れ残ったような土地に草が生えたものであったり、公園の一部であったり、耕作放棄地に草が生えたようなものであったりする場合も原っぱという。そのため、野原と原っぱでは実質的に区別は厳密ではないことも多い。
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