のりとボンドの違い

のりとボンドの違い

- 概要 -

のりとは、糊のことで、米などのでんぷん質で作る粘り気のあるもののことを言う。また、広く接着剤のことをノリともいう。ボンドとは、金属や木材などに対して使われる接着剤のことである。こちらも広く接着剤のことをを指す。

- 詳しい解説 -

のりとは、糊と書き、米や小麦などのでんぷん質から作られる粘り気のあるものである。昔はこれを使ってものを貼り付けたりしていたことから、「何かと何かをつけるもの」という意味で広く接着剤のこととしてのりと呼ばれることもある。

「のり」という言葉で接着することを表すときには、主に紙と紙や紙と何か、布と布や布と何かのように天然素材のものをくっつけるときに使われる。これはもともとの「糊」が接着できるのがそういったものだからである。それ以外のもの、例えば金属と何かをくっつける場合は「のり」とは使わず「ボンド」というのが一般的である。

ボンドとは、二つの物体をくっつけるのに使うもの、つまり接着剤のことであるが、この「ボンド」という名前は実はコニシという会社が販売している接着剤の商標名である。黄色い容器に赤いキャップの木工用ボンドが大ヒットして、日本ではかなりのシェア率を誇る。そのため、何かをくっつける接着剤の代名詞として「ボンド」という名称が老若男女問わず使われる。このコニシ株式会社は他にアロンアルフアなども販売している。

のりとボンドの違いであるが、ボンドの成分は合成成分であるが、糊は天然素材であることが多い。また、紙をくっつけるのをのり、それ以外の物質をくっつけるものをボンドと呼ぶことが多い。
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