不可能と無理の違い

不可能と無理の違い

- 概要 -

不可能とは、できないこと、可能ではないことをいうが、無理とは実現するのが難しい事や行いにくいことを言う。そのため無理の方がわずかに可能性がある。

- 詳しい解説 -

不可能とは、できないことや、可能でないことをいう。できない事柄についても不可能という。

無理は、実現しがたいこと、行いにくいことを言う。無理は「にくい」のであって、決してできない訳ではないので、不可能とは異なり、わずかながら実現の可能性はある。しかし、実際上、無理という単語は、不可能であることの遠回しな言い方として使われることが多い。

たとえば、「これは来週末まで納品できますか」の問いに「不可能です」と答えればそれは実現可能性が100%ないという意味が明らかである。しかし、人間関係上、そのように答えることは相手に対して失礼であり、機嫌を損ねる場合があるため、そのように答えることはあまりない。そこで「ちょっと無理です」などのようにすこし婉曲的な言い方をして不可能であることを伝えるのが通常である。受け取る方も、「無理」といわれるとそれは不可能であるとわかるはずである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。